何か一緒にできる仕事はないかと古巣を訪ねた。少しは助けようか的な気持ち。
1年ぶりの恵比寿。
特別な感慨もなく普通に懐かしい街だった。
憎み、憎まれ、決別した古巣だ。
独裁的CEOは政変で失脚、その痕跡を抹消する事に現CEOは懸命だと聞いた。
しかし、受付には妙なマネキンやお天気キャスター用の触るディスプレイがあったりと何も変わっていない。
神経がゆきわたっていない。駄目だ。
受付で座っているとかつての部下が、あ、とか言いながら通る。
よっ、と応えてやる。
かとおもうと、だまって頭を下げてゆく社員がいる。今だにここの役員のままであるかのような感覚。
あいつ、俺が辞めたの知ってるのかな。。。
かつての同僚と長時間しゃべる。
前CEO派の最右翼なのになぜか追い出されずにいる同僚だ。
残務整理担当役員のようだ。
監視カメラや、イカガワシイ感情認識システム、挙句の果ての電動2輪車。
すべて不良在庫の山。
終われば彼自身もお払い箱か。現実は厳しいよ。
米国本社は2度目の債務超過らしい。
エレベータホールが小さく見えた。
きっぱり、さっぱり、完全決別できた気がする。
悪いけど俺は頑張っちゃうよ。
ずーっと思っているのだけれど、このビル、きっと方位が悪いんだ。
photo : Leica D-LUX3 DC vario-elmarit f2.8-4.9/9-23 asph
2008年7月15日火曜日
なんだか哀しい恵比寿ガーデンプレース
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿